紅葉スポットへのドライブ。親世代との無理のない計画で気づいたこと
秋が深まってきた先週、妻の里美から「そろそろ親御さんと紅葉を見に行きませんか」と提案されました。
私の両親も高齢になり、こういう季節の外出は貴重だと思う。
さっそく計画を立てようと、いつものように意気込んでしまったのが、私のおっちょこちょいなところです。
朝6時出発、往復4時間のドライブで、有名な紅葉スポット3箇所を巡るプラン。
帰りは温泉に立ち寄って、夜9時に帰宅。
子どもたちも交えた家族全員での計画でした。
正義感が強い性分で「せっかくだから充実した一日にしよう」と張り切っていたんですね。
ところが、里美が冷静に指摘してくれました。
「お父さん、お母さんは朝早いのが大変じゃないですか。
それに、あちこち回ると疲れますよ」と。
言われてみれば、父は腰が弱いし、母だって毎日が忙しい。
子どもたちも、朝6時起床は学校の日と変わりません。
そこで計画を見直しました。
出発を8時半に遅らせ、紅葉スポットは1箇所に絞る。
その代わり、ゆっくり散策する時間を作る。
温泉は立ち寄らず、帰りに親の家に立ち寄ってお茶をする程度。
帰宅は夜7時。
こんなシンプルな計画に変えたんです。
和也は「親父、最初の計画だと疲れるから、こっちの方がいいよ」と。
美幸も「お祖母ちゃんと一緒にゆっくり歩きたい」と言ってくれました。
子どもたちも、無理のないペースを自然に理解していたんですね。
新渡戸稲造の『武士道』に「急がば回れ」という意味の一節があります。
当時は戦国時代の話ですが、今の私たちの生活にも通じます。
親世代との時間は、充実の量より、心地よい質を大切にすべきなんだと気づきました。
紅葉スポットへのドライブは、単なる観光ではなく、親と子、世代を超えた関係を確認する時間なんだと、妻の一言で思い直しました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

コメント