夏のキャンプ計画で妻に指摘された。疲労を残さない工夫の大切さ
七月下旬、私は高校生の和也と中学生の美幸を連れてキャンプに行く計画を立てていました。
二泊三日、山間部のキャンプ場。
子どもたちも楽しみにしているし、私も仕事の疲れを癒すいい機会だと思っていたんです。
ところが、妻の里美に計画表を見せたとき、彼女は眉をひそめました。
「ちょっと待ってよ。
帰ってきてから子どもたちの疲れが取れないパターンじゃない?」と。
正直、その時点では何が問題なのか分かりませんでした。
でも、里美が指摘したのは、私が朝五時に出発して、帰宅が夜中という強行日程だったこと。
さらに、キャンプ場での活動も詰め込みすぎていたんです。
ハイキング、川遊び、夜間のキャンプファイヤー。
子どもたちは楽しいでしょうが、心身の疲労は相当なものになるはず。
「夏休みなんだから、お出かけ自体が疲労回復になると思ってた」と私が言うと、里美は静かに答えました。
「お出かけと疲労回復は別。
むしろ、計画が詰まっていると、帰ってから夏休みの残り期間で疲れが抜けないんだよ」と。
その言葉で、去年の夏休み終盤に美幸が「疲れた」と繰り返していたこと、和也が朝起きられなくなっていたことを思い出しました。
あれは計画の詰め込みが原因だったのか。
結局、私たちは計画を修正しました。
出発時間を遅らせ、キャンプ場での活動を減らし、帰宅後に家族がゆっくり過ごせるスケジュールにしたんです。
クーラーボックスの準備も、単に食材を冷やすだけでなく、現地での水分補給や休憩時間を意識した選び方に変えました。
新渡戸稲造の『武士道』には「急ぐべき時と、急いではいけない時を見極めることが大切」という趣旨の言葉があります。
私はお出かけを「やること」と考えていましたが、本来は「家族で一緒に過ごすこと」であり、その後の回復も含めて計画すべきだったんです。
おっちょこちょいな私だからこそ、妻のような冷静な視点を持つ人の意見が大切なんだなと改めて感じました。
夏の疲労回復は、キャンプやお出かけの最中だけじゃなく、その前後の工夫で大きく変わるんですね。
読んでいただき、ありがとうございました。

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