夏の防災意識。日常の持ち物で準備できることに気づいた話
先週、営業先で防災グッズの展示会があった。
正直なところ、防災というと「大変そう」「何を揃えたらいいのか分からない」という感覚が強かった。
でも、そこで見かけたものが、実は私たちが日常で持ち歩いているものばかりだったんだ。
文房具の営業をしていると、お客さんが何を必要としているか見えてくる。
懐中電灯の代わりになるLEDライト付きボールペン、ケガの時に役立つ粘着テープ、情報を書き留めるための小さなメモ帳。
こうしたものって、私たちのカバンやデスクに既にあるものばかりじゃないか。
妻の里美に「防災って何から始めたらいい?」と聞いたら、「あなたはいつも『ちょっと足りないな』って言ってるじゃない」と笑われた。
その通りだ。
私はおっちょこちょいだから、いつも何か忘れている。
だからこそ、日常で「あると便利だな」と感じるものが、実は防災にも役立つんだと気づいた。
和也に話すと、高校生らしく「親父、スマホの充電器も防災グッズだよ」と指摘された。
そっか、情報を得るにも連絡するにも、スマホは欠かせない。
美幸は「懐中電灯より、首から下げるライトの方が便利じゃない?」と才色兼備な提案をしてくれた。
■ 日常の持ち物を防災の視点で見直す
そこから家族で話し合ったのは、「今、持ってるものの中で、いざという時に役立つものは何か」ということだ。
ペットボトルの飲料水、常備薬、ハンカチやタオル、ビニール袋。
全部、防災用に買ったものじゃなく、日常で使うものばかり。
新渡戸稲造の『武士道』には「備えあれば患いなし」という考え方が通底している。
大事なのは、特別な準備をすることじゃなく、日々の生活の中で「もしもの時」を意識することなんだと思った。
夏は熱中症や台風など、防災意識が特に大切な季節だ。
でも、その準備は難しいものではなく、今持ってるものを少し意識的に選ぶ、カバンに入れておく、そういう小さなことの積み重ねなんだ。
この話を読んでくれて、ありがとうございました。

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