秋旅行前に確認する家族の睡眠と疲労。妻に指摘されて気づいたこと
来週の秋旅行が決まってから、妻の里美が旅行カレンダーを壁に貼り出した。
いつもの里美らしい準備の良さだと思っていたのだが、先日の夜、ふと声をかけてきた。
「ねえ、家族の睡眠時間、最近どう思う?」
正直、私は何のことだか分からなかった。
それでも素直に首をかしげると、里美は続けた。
「旅行に行く前に、みんなしっかり寝ておかないと。
特に和也と美幸は、夏の疲れがまだ残ってるんじゃないかな」。
その瞬間、ハッとした。
高校受験を控える和也、中学の定期テストが近い美幸。
二人とも最近、夜遅くまで勉強していることに気づいていたのに、旅行の楽しさばかりを考えていた。
翌日、さりげなく和也の寝顔を見ると、目の下に薄っすらとクマが見える。
美幸も朝食のときに何度かあくびをしていた。
これまで何度か家族で旅行に出かけてきたが、疲れた状態で移動すると、車の中でぐずぐずになったり、せっかくの景色も頭に入らなかったりしたことを思い出した。
そこで、私たちが決めたのは簡単なことだ。
旅行までの一週間、夜十時には寝室に入ることを家族で約束した。
スマートフォンも夜九時半に預けることにした。
里美が「小さなことだけど、これが大事なんだよ」と言ったとき、私は自分の不注意が少し恥ずかしかった。
営業の仕事をしていると、つい目先のことに追われてしまう。
旅行の計画は立てるが、その前提となる家族の体調まで気を配ることを忘れていた。
武士道を読み返すたびに「気配りの大切さ」について考えるのに、実生活ではまだまだ未熟だと感じる。
秋旅行を本当に楽しむためには、出発前の準備が想像以上に大切なんだ。
妻の指摘があったからこそ、私たちは気づくことができた。
読んでくださり、ありがとうございました。

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