和也の食欲が減った。夏の疲労が残る時に親が気づきたい子どもの食欲の変化
この数日、高校生の長男・和也の様子がいつもと違う。
朝食の時間に、彼はいつもの勢いでご飯を食べていない。
毎朝、おかわりをするのが当たり前だった彼が、今朝は半分も食べずにお椀を下げてしまった。
妻の里美が気づいたのは夜中のこと。
台所で夕食の準備をしながら、「和也、最近食べる量が減ってない?」と僕に声をかけた。
正直なところ、営業で朝早く出かけることが多い僕は、子どもたちの細かな変化に気づきにくい。
里美の指摘ではっとした。
9月に入ったばかりだというのに、和也は夏休み明けから疲れた顔をしている。
部活も再開したし、新学期の準備もある。
こんなことがありそうだと思ったのは、単なる「夏の疲労が残っている」という可能性だ。
気温差や生活リズムの乱れ、それに受験を控えた心理的なストレスが、食欲の低下につながることもあるのだろう。
僕が里美に聞いてみると、「昼間に何か食べてるのかもしれない」「それとも、何か悩みがあるのかもしれない」と、いくつかの可能性を挙げてくれた。
子どもの食欲の変化は、単なる好き嫌いではなく、疲労、ストレス、体調の変化を知らせるサインかもしれない。
親として気づくべき大切なポイントなのだ。
翌日、さりげなく和也に「最近、疲れてない?」と声をかけてみた。
彼は「まあ、そこそこ」と返してきたが、その後、「朝起きるのがつらい」と小さく呟いた。
新渡戸稲造の『武士道』を愛読書とする僕だからこそ、正直さを大切にしたい。
和也の言葉を受け止めることが、親としての責任だと感じた。
食欲の変化は、子どもが親に見せる小さなサイン。
見逃さずに、やさしく寄り添うこと。
それが親として気づきたい大切なことなのだと、改めて思いました。
いつも読んでくださり、ありがとうございます。

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