シルバーウィーク帰省中、妻が気づかせてくれた家族の疲労管理
シルバーウィークの帰省も3日目。
実家に着いた時点では元気だった家族も、さすがに疲れが見えてきた。
和也は朝からソファで横になっているし、美幸は夕方になると返事が短くなる。
妻の里美は親戚との食事の準備で忙しそうだ。
私自身も、運転の疲れと実家での気遣いが重なって、心なしか肩が凝っている。
夜、リビングで親戚と話をしていると、里美が私の横に座ってきた。
「ねえ、明日は予定詰めすぎじゃない?」と小声で指摘される。
確認してみると、朝から親戚の集まり、午後は地元の友人との再会、夜は祖父母との食事会。
確かに、子どもたちのペースを考えると、詰め込みすぎていた。
おっちょこちょいな私は、つい親孝行をしたいという気持ちだけで予定を入れてしまう悪い癖がある。
「家族が疲れていると感じたら、無理に予定を入れるより、一緒に休む時間をつくるほうが大事じゃない?」という里美の言葉が胸に刺さった。
その通りだ。
親への恩を返したいという気持ちは大切だが、妻と子どもたちの心身の状態を見落としていた。
正義感が強いだけでは駄目なんだ。
新渡戸稲造の武士道にも、家族を大切にすることの重要性が書かれていたはずだ。
翌日、里美の提案で午前中の予定を減らし、昼間は実家でゆっくり過ごすことにした。
和也も美幸も、無理をされていない環境では自然と親戚と話をするようになった。
祖父母も、子どもたちが笑顔でいる様子を見て喜んでくれた。
結果として、親孝行という目標も、家族の疲労管理も、両立できたのだ。
帰宅してから気づいたのは、疲労管理は事前の計画だけでなく、その場その場での家族の様子を見て、柔軟に対応することの大切さだ。里美は、子どもたちの返事の短さや、和也の疲れた表情を見て、すぐに気づいていた。私は営業の仕事で、顧客の状態を見て対応することは得意なはずなのに、家族に対しては後手に回ってしまう。これからは、妻の気配りを大切にしながら、一緒に家族の心身を整えていきたい。小さな気づきが、大きな違いを生むんだということを、改めて感じさせてもらいました。

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