子どもの部活で気づいた冷感タオル。スポーツに本当に必要か試してみた
和也が高校の部活から帰ってくると、いつも汗だくだ。
先週のことだが、妻の里美が「冷感タオルって人気らしいね」と何気なく話しかけてきた。
どうやらクラスメートの何人かが使っているらしい。
おっちょこちょいな私は、その場で「へえ、そんなものがあるのか」と返すだけで、特に深く考えていなかった。
ところが翌日、和也が「部活の先輩も冷感タオル使ってるんだって。
夏場は涼しいらしい」と口にした。
そこで初めて、これは流行っているのかもしれないと気づいた。
営業の仕事で商品トレンドには敏感なはずなのに、子どもたちの世界では知らないことばかりだ。
正直者の私は、「よし、試してみようか」と決めた。
ネットショッピングで調べてみると、冷感タオルはスポーツ用品として確かに人気があるようだ。
ただ、私が気になったのは「本当に涼しいのか」という単純な疑問だ。
商品説明を読むと、吸水性や速乾性、冷たさの持続時間などが書かれていたが、実際のところはどうなのか。
妻と一緒に、和也と次女の美幸の両方に使ってもらうことにした。
実際に届いて、和也が部活から帰ってきた時に使わせてみた。
「おお、確かに気持ちいいな」と、珍しく素直に感想を言った。
水に濡らして首に巻くと、しばらくは冷感が続くとのこと。
美幸も「これ、勉強で疲れた時に使うのもいいかも」と話していた。
ただ、使ってみて分かったのは、冷感タオルは「魔法」ではないということだ。
冷たさは時間とともに薄れていく。
だからこそ、水で濡らし直すなど、工夫が必要になる。
私が思うに、スポーツをしている子どもたちにとって、心理的な涼しさも含めた「気分のリセット」が大事なのではないかと感じた。
新渡戸稲造の『武士道』を愛読している私は、道具に頼るだけでなく、自分たちの工夫や工夫する姿勢が大切だと考えている。
冷感タオルは便利だが、それだけに頼るのではなく、こまめな水分補給や休息とセットで使うことが本当の熱中症対策なのだろう。
家族で試してみたことで、子どもたちの部活の世界が少し見えた気がする。
親として、流行りを理解するだけでなく、その本質を一緒に考える時間の大切さに気づかされました。


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