9月になっても疲れが抜けない。家族の生活習慣を見直すきっかけになった話
もう9月だというのに、朝起きるのが辛い。
仕事から帰ってくると、ソファに倒れ込んでしまう。
こんなことは珍しいのに、ここ数週間ずっとそんな状態が続いている。
おっちょこちょいな私でも、さすがにこれは何かおかしいと気づき始めていた。
妻の里美に「最近、顔色が悪いよ」と指摘されたのは、先週のことだ。
営業で毎日外を回っているから疲れるのは当たり前だと思っていたけれど、話を聞いていると、どうやら問題は仕事の疲れだけではないらしい。
■ 気づかぬうちに続いていた悪い習慣
里美が指摘したのは、私たち家族全体の生活習慣の乱れだった。
夏休み中、子どもたちは夜更かしをしていた。
和也は受験勉強と称してスマートフォンを夜中まで見ていたし、美幸だって動画サイトで時間を忘れていた。
そして親の私たちもそれに付き合わせられるように、就寝時間が遅くなっていたのだ。
「8月いっぱいは仕方ないと思ったけど、9月に入ってもこの生活が続いてるでしょ」と里美。
確認してみると、本当にそうだった。
夏の疲労が残る理由は、単に気温や湿度の影響だけではなく、睡眠と起床のリズムが崩れたままになっていたことが大きいのではないか、と気づかされた。
■ 家族で始めた小さな変化
新渡戸稲造の『武士道』を愛読書としている私だが、そこにも「規律ある生活」の大切さが書かれている。
正義感が強いはずの自分が、ここまで生活習慣を放置していたことに、少し恥ずかしくなった。
そこで家族で話し合い、まずは就寝時間を30分ずつ早めることにした。
和也と美幸には「夜更かしは脳の疲れを招く」と説明し、スマートフォンは寝る1時間前に預けることにした。
里美も私も、毎晩同じ時間に寝ることを心がけることにしたのだ。
2週間ほど続けてみると、朝の目覚めが変わった。
いつもより30分早く目が覚めるようになり、その時間を使って朝食をゆっくり食べるようになった。
子どもたちの表情も明るくなったように見える。
■ 夏の疲労が残る理由は、案外シンプルなのかもしれない
気になって調べてみたところ、夏の疲労が秋まで引きずられるのは、気温差や睡眠不足が大きく関係しているとのこと。
私たちの場合は、夏休みの生活習慣の乱れが、そのまま秋に持ち越されていたわけだ。
家族の生活習慣を見直すことで、自分たちの疲労がどこから来ていたのかが見えた。
親として「子どもたちのために」と思っていたことが、実は自分たちの悪い習慣を放置していただけだったこと。
素直に、そして正直に、その事実を受け入れることができた。
季節が変わるときこそ、家族で生活を整え直すチャンスなのだと思う。
小さな変化かもしれないけれど、それが家族全体の健康につながるなら、これほど大切なことはない。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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