シルバーウィークに親と外出。妻の一言で気づいた熱中症予防の工夫

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シルバーウィークに親と外出。妻の一言で気づいた熱中症予防の工夫

シルバーウィークに両親を誘って、一緒に近所の秋祭りへ出かけることにした。

私たち夫婦と子どもたち、それに妻の両親を合わせて総勢7人での外出だ。

朝、妻が荷物をまとめながら、ふと言った。

「お父さんたちは日中の外出に慣れてないから、いつもより気をつけようね」。

その時は、ああそうだな程度に返事をしていたのだが、実際に出かけてみると、その言葉の重みが分かった。

祭りの会場に着いて30分もしないうちに、妻の父が日差しの下でぐったりした様子を見せ始めた。

気温こそ夏ほどではないが、秋晴れの日差しは想像以上に強い。

私はおっちょこちょいなので、「大丈夫ですか」と声をかけるだけで、具体的にどう対応すればいいか、その時は頭が回らなかった。

妻は違った。

さっと日中でも比較的涼しい屋根のある休憩所へ両親を案内し、持ってきたスポーツドリンクを勧めていた。

帰りの車の中で、妻が教えてくれたことがある。

親世代は気温の感覚が若い世代と違うこと、そして秋でも日差しが強い日は熱中症のリスクがあることだ。

私は夏の熱中症予防ばかり意識していて、シルバーウィークの時期にも注意が必要だと気づいていなかった。

妻は事前に「こまめな水分補給」「日中の休憩」「帽子やタオル」といった基本的なことを、さりげなく準備していたのだ。

その後、親との外出について、ふと考えたことがある。

親世代は自分たちの体調変化に気づきにくいことが多い。

だから、同行する側が気を配る必要があるということだ。

長男の和也も「おじいちゃん、大丈夫そう?」と何度も声をかけていて、子どもたちも親世代への気遣いを学んでいるんだなと感じた。

新渡戸稲造の『武士道』を読んでいると、「思いやり」という言葉の大切さが繰り返し出てくる。

その時は抽象的な概念だと思っていたが、親との外出を通じて、思いやりとは実際の行動を伴うものなのだと気づかされた。

妻が両親に勧めたスポーツドリンク、用意していた帽子、休憩所への案内。

どれもが小さなことだが、それらが親世代の体調を守る工夫になっていたのだ。

シルバーウィークはまだ続く。次に親と出かける時は、私も妻のような配慮ができる人になろう。親世代との外出は、自分たちが年を重ねた時のリハーサルでもあるんだと思う。今回の経験を通じて、家族との時間の大切さと、その時間を守るための工夫の大切さを学ばせてくれた妻に、心から感謝している。

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