子どもの様子を見て気づいた熱中症対策。親が見落としやすいサイン
先週の日曜日、和也が部活から帰ってきたとき、いつもと違う雰囲気を感じた。
動きが鈍く、顔色も冴えない。
おっちょこちこいな私でも、それくらいは気づくものだ。
妻の里美に指摘されるより先に、「体調大丈夫か」と声をかけたんだが、本人は「大丈夫です」と返事をするだけ。
その返事の声も、いつもより小さかった。
夏の部活動は、子どもたちにとって過酷な環境だ。
気温が高い中での運動は、大人が想像する以上に体力を消耗する。
和也は野球部に所属しているから、グラウンドでの練習は日中の炎天下が避けられない。
親として、熱中症対策を見て気づくべきサインについて、改めて考える機会になった。
■ 子どもの様子で気づいたこと
その日の夜、和也がいつもより早く寝てしまったのが気になった。
夏休みの宿題も手につかず、食事のときも黙り込んでいる。
これは単なる疲れではなく、何か体に異変が起きているのではないかと感じた。
里美も同じことを感じていたようで、「顔が赤くないか」「汗のかき方がおかしくないか」と注意深く観察していた。
ふと考えたのが、親が見落としやすい熱中症のサインについてだ。
頭痛やめまい、吐き気といった症状は、子どもが親に伝えてくれることもあるが、気づきにくいのは行動の変化だ。
いつもより元気がない、返事が小さい、食欲がない、といった日常の様子の変化が、実は体からのSOS信号かもしれない。
■ 家族で実行している工夫
翌日、妻と一緒に和也に話を聞いた。
すると、前日の練習で十分に水分補給ができていなかったこと、そして帰宅後も冷たい飲み物をあまり摂取していなかったことが分かった。
部活が終わった直後は、子どもたち自身も「大丈夫」と思い込んでしまうことがあるのだろう。
それからは、朝食のときに「部活中の水分補給、忘れずにな」と声をかけるようにした。
美幸からも「兄さん、無理しないでね」と妹らしい気遣いの言葉をもらい、家族全体で熱中症対策を意識するようになった。
スポーツドリンクを常備し、帰宅後はすぐに水分補給できる環境を整えることの大切さも、改めて感じた。
親として大切なのは、「子どもが大丈夫と言っているから」ではなく、その様子を丁寧に見守ることなのだと気づかされた。
武士道の教えにも「相手の気持ちを察する」という言葉があるが、まさにそれだ。
子どもの何気ない行動の変化を見逃さず、早めに対応することが、家族を守ることにつながるんだと思う。
この夏、子どもたちの安全を守るために、親の目と心を大事にしたい。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。

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