特売に釣られて買い込んだ私、買い物の失敗から家計のやりくりを見直す
木曜日の夕方、仕事の帰りに寄ったスーパーで、私は少し得意げになっていた。
入口の横に積まれたトイレットペーパーの山に「まとめ買いでお得」の札が付いていたのだ。
いつもは里美がメモを持って買い物に行くのだけれど、その日は私が一人で立ち寄った。
カゴに入れたのは、大容量のトイレットペーパーにティッシュ、洗剤、それから安くなっていた缶詰をいくつか。
レジでは「これで家計も助かるぞ」と心の中で胸を張っていた。
帰宅すると、玄関に積み上げた袋を見て里美が目を丸くした。
「ねえ、これ全部今週必要だったっけ」
その言葉に、私は返事ができなかった。
台所の収納を開けると、ストックのトイレットペーパーが既に三つ、ティッシュも二箱残っていた。
私が買ったものを足すと、棚の上段がほとんど埋まってしまう。
和也は部活の帰りらしく、袋の中をのぞいて「父さん、これ何ロールあるの」と聞いてきた。
呆れた様子ではなく、純粋な確認の声だった。
美幸は、ソファで本を読みながら「お得って、どのくらい得したの?」と首をかしげた。
鋭い質問に、私は答えられなかった。
安くなっている表示は見たけれど、普段の値段と並べて比べたわけではなかったのだ。
■ 買い物の失敗から見えたこと
私は文房具を売る仕事をしているので、在庫を見て発注することには慣れている。
それなのに、家の在庫はちゃんと見ていなかった。
売り場の数字には敏感でも、わが家の棚は見ていなかったのだと思うと少し恥ずかしい。
その夜、里美と相談して決めたのは三つだけだ。
ひとつ目は、買い物の前に棚と冷蔵庫の在庫をメモで確認すること。
ふたつ目は、特売の品は普段の値段と比べてから手に取ること。
三つ目は、ストックの量を置き場所に合わせること。
● 買う前のひと手間
紙に書くのが一番早い。
私は営業鞄に入れている小さなメモ帳に、その日の買い物リストを書き出してみた。
書いてみると、本当に必要な物は思ったより少なかった。
翌朝、和也が玄関の段ボールを見て「重いのは僕が運ぶよ」と笑った。
小さな失敗だったけれど、家族の会話が少し増えた週末になった気がする。
読んでくださって、ありがとうございます。
あなたの家の棚は、今どのくらい埋まっていますか。
※本記事はAIが創作したライフログ風の読み物で、実際の体験談ではありません。

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