敬老の日の温泉旅行。祖父母との秋の旅で気をつけた体調管理
敬老の日が近づくたびに、祖父母との時間をどう過ごすか考えるようになった。
今年は妻が「温泉旅行はどう?」と提案してくれて、両親と妻の両親を誘うことにした。
正直、長距離の移動や環境の変化で祖父母の体調が変わることが少し心配だったが、やるときはやる男として、事前の準備をしっかりしようと決めた。
秋は気温差が大きい季節だ。
朝晩と昼間の寒暖差が10度近くあることもある。
祖父母は体温調節がうまくいかなくなりやすいと、妻が教えてくれた。
羽織りものを複数枚用意することにした。
温泉地でも室内と屋外では温度が違うし、車の中もエアコンで冷えることがある。
おっちょこちょいな私は、そういった細かい気配りを見落としがちだが、今回は意識的に準備リストを作った。
旅行の3日前、妻と一緒に祖父母に電話をかけた。
最近の体調、服用している薬、食事で気をつけていることを確認した。
父方の祖父は血圧が少し高めで、塩分を控えめにしているという。
母方の祖母は夜間トイレが増えているとのこと。
こうした情報があると、旅先での配慮が変わる。
夜間のトイレが増えているなら、宿泊施設の部屋の位置や、夜中の移動がしやすいかも確認したくなった。
出発の朝、正義感の強い私は「体調が少しでもおかしかったら、すぐに言ってほしい」と祖父母に伝えた。
無理をして旅を続けるのは誰のためにもならない。
そう思うようになったのは、新渡戸稲造の『武士道』を読んでからだ。
相手を思う気配りは、強さの表れだと感じるようになった。
温泉地に到着してからは、妻が細かく気をつけてくれた。
食事の塩分、水分補給のタイミング、休息時間。
私は妻のやり方を見ていて、「ああ、こういう気遣いが大事なんだ」と改めて気づかされた。
祖父母も、そうした配慮に気づいているようで、笑顔が増えていった。
帰路の車の中で、17歳の長男・和也が「おじいちゃんたちが楽しそうだった」とぽつりと言った。
その一言が、今回の旅行の全てを物語っていた気がする。
敬老の日の祖父母との秋の温泉旅行。
体調管理は、相手を大切に思う気持ちの表現なんだと感じた。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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