夏の疲労感が消えた。睡眠と食事で改善した家族の話
八月中旬、営業回りから帰宅した私は、玄関で靴を脱ぐのもおっくうなほど疲れていました。
昼間は炎天下での営業、帰宅後も家の中は蒸し蒸しで、夜中に何度も目が覚める。
そんな日々が続いていたのです。
妻の里美は「最近、顔色が悪いよ」と心配そうに言いました。
その夜、妻が珍しく真剣な顔で話しかけてきました。
「あなた、睡眠が浅いんじゃない?それにね、夏は栄養が偏りやすいんだよ」と。
正直、私は「そんなことで?」と半ば聞き流していました。
しかし翌日、妻が寝室の環境を整え始めたのです。
■ 睡眠環境を変えてみた
妻が用意したのは、冷感素材の敷きパッドと、通気性の良い掛け布団でした。
「夏は体の熱がこもるから、寝具で放熱を助けてあげるんだよ」と説明してくれました。
正直なところ、そこまで気にしたことはありませんでしたが、試してみることにしました。
初日から変化を感じました。
寝つきが良くなり、夜中に目覚める回数が減ったのです。
これまで「夏だから寝苦しいのは仕方ない」と諦めていたのですが、環境を整えるだけで睡眠の質が変わるんだと気づきました。
■ 食事の工夫で体が変わった
睡眠が改善した後、妻は食事にも手を入れました。
「夏は冷たいものばかり食べるから、内臓が疲れてるんだよ」と。
それまで私は冷たいそうめんやアイスコーヒーばかり求めていました。
妻が心がけたのは、温かいスープや、タンパク質をしっかり含む食事、そして疲労回復に役立つビタミンB群を意識した献立でした。
「栄養バランスが取れると、疲労感は案外簡単に消えるんだよ」と言われて、なるほどと思いました。
二週間ほど経つと、朝起きるのが楽になり、営業先でも疲れにくくなっていることに気づきました。
和也や美幸も「お父さん、最近元気だね」と言ってくれたほどです。
■ 小さな工夫の大切さ
新渡戸稲造の『武士道』を読み返すと、「心身の調和」という言葉が心に残りました。
夏の疲労感は、単なる気力の問題ではなく、睡眠と食事という基本的なことの積み重ねで改善できるんだと実感したのです。
妻のおかげで、私は「健康も正直さも、地道な工夫から生まれるんだ」と改めて理解しました。
夏の疲労感に悩んでいる方は、寝具と食事から見直してみてはいかがでしょうか。
小さな気づきが、生活を大きく変えることもあります。
読んでいただき、ありがとうございました。


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