夏休みの自由研究は防災に。家族で学んだ意外な大切さ

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夏休みの自由研究は防災に。家族で学んだ意外な大切さ

「お父さん、今年の自由研究は何にしようかな」。

美幸がリビングで呟いたのは7月の頭のことです。

毎年この時期になると、子どもたちの自由研究の相談が始まります。

正直なところ、私はおっちょこちょいなので、子どもたちの手助けが本当に必要。

今年は和也も高校の課題があるし、美幸は中学最後の夏休みだからこそ、何か意味のあるテーマを選んでほしいと思っていました。

そんなとき、妻の里美が「防災をテーマにしてみたら?」と提案してくれました。

最近、地震のニュースが多いし、家族で学べることがたくさんあるだろう、と。

正義感の強い私は、その言葉にぐっときました。

新渡戸稲造の『武士道』を愛読書としている身からすれば、家族を守り、地域を守る責任感は大事な学びです。

早速、家族会議を開きました。

和也は「地震が起きたときの避難経路を図にまとめるのはどう?」と提案。

美幸は「わが家の防災グッズを調べて、足りないものをリストアップしたい」と言い出しました。

里美も「懐中電灯やラジオの使い方も実際に試してみようか」と乗り気です。

実際に取り組み始めると、思いがけないことばかり。

わが家の防災グッズを確認したとき、懐中電灯の電池が切れていたこと。

非常食の期限が過ぎていたこと。

避難経路を図にしようとしたら、和也が「お父さん、ここの窓からは逃げられないんじゃ?」と指摘してくれました。

おっちょこちょいな私は、そんなことまで気づいていなかったのです。

調べる過程で、子どもたちは防災について真剣に学んでいました。

美幸は「家族で防災について話し合ったことがない」ことに気づき、その大切さを研究レポートに書いていました。

和也は「避難所での生活」についても調べ始め、防災は自分たちだけの問題じゃないんだ、という視点を持つようになりました。

夏休みも終わりに近づいた今、改めて思います。

自由研究のテーマを決めることは、子どもたちの学びのためだけじゃなく、親自身も学び直す機会なんだと。

防災について家族で学ぶことで、私たちの絆も強くなった気がします。

読んでくださり、ありがとうございました。

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