相棒の録画を一話だけ観るつもりが、週末の夜ふかしになった話
土曜日の夜九時過ぎ、夕食の片付けを終えて居間に戻ると、テレビ台の録画リストに「相棒」が二本たまっているのに気づいた。
週の半ばに録っておいたものだ。
一話だけ観て寝よう。
そう思ってリモコンを手に取った。
冷蔵庫から麦茶を出し、ソファに腰を下ろして再生ボタンを押したところで、廊下から足音がした。
息子の和也が風呂上がりの髪をタオルで拭きながら顔を出す。
「父さん、それ相棒? 俺も途中から観たい」。
十七歳になって、こういう言い方をするようになった。
少し照れくさいが、頼もしくもある。
私は「じゃあ一緒に観るか」と答えた。
和也は隣に座り、画面を見ながら「この人、いつも冷静だよな」と感想を言う。
私は内心、ちょっと得意になった。
ところが一話目が終わったところで、台所から里美の声がした。
「明日は朝から出かけるんでしょう。
ほどほどにね」。
私は「あと一話だけ」と言った。
そこから先は、なんとも情けない展開である。
二話目は犯人の見当がなかなかつかず、和也も身を乗り出して考え込んでいる。
気づけば時計は午前零時を回っていた。
翌朝、目をこすりながら台所に立つと、里美がコーヒーを淹れてくれていた。
「二話目の犯人、分かった?」と聞かれ、私は答えに詰まった。
和也は朝からパンを二枚食べながら「父さん、途中で寝てたよ」と悪気なく言う。
美幸は「二人ともずるい」と笑っている。
録画は便利だが、夜ふかしの歯止めにはならないのだと改めて思った。
営業の仕事でも「もう一件だけ」と寄り道して帰りが遅くなることがある。
おっちょこちょいな性格は、テレビの前でも変わらないらしい。
以前書いた野球観戦の夜の話も、似たような失敗だった。
和也と二人で夜更かししたのは、思い返せば少し楽しかった。
家族それぞれが別々の時間を過ごす中で、同じ画面を見て感想を言い合える時間は、そう多くはない。
次は日曜の昼間に、ゆっくり観直してみようと思う。
週末の夜に「あと一話」を繰り返した経験は、みなさんにもありますか。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
※この記事はAIが創作したライフログ風の日記であり、実際の体験談ではありません。

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