シルバーウィーク、家族旅行の移動で妻に学んだ工夫
シルバーウィークの秋の家族旅行が近づいてきた。
毎年この時期は、子どもたちも学校が落ち着いてきたころで、家族で出かけるのに良い季節だ。
ところが、先日妻の里美が旅行の計画を立てている姿を見ていて、ふと気づいたことがある。
「移動の時間が長いから、事前に準備しておかないと大変だよ」と、里美が私に言ったのだ。
おっちょこちょいな私は、つい「移動なんて、乗ったら着くまで待つだけじゃないか」と返してしまった。
その瞬間、妻の顔が少し困ったような表情になった。
■ 妻が指摘してくれた移動の工夫
「そういうところだよ」と里美は呟きながら、ノートを広げ始めた。
そこに書かれていたのは、長距離移動で気をつけたいポイントの数々だった。
まず、出発前に子どもたちの体調確認。
次に、車内での姿勢を楽にするためのクッションやネックピロー。
それから、休憩のタイミングや場所の下調べ。
さらに、子どもたちが退屈しないようにするための準備。
水分補給のための飲み物の温度管理。
トイレの場所確認。
こんなにあるのかと、私は驚いた。
「子どもたちが快適に過ごせないと、親も疲れるんだよ」と里美は続けた。
確かに、以前の帰省で和也と美幸が退屈そうにしていて、後部座席がうるさくなったことを思い出した。
その時は、妻が何度も気配りをしていたのに、私はそれに気づいていなかったのだ。
■ 小さな工夫が大きな違いを生む
里美の話を聞いていると、シルバーウィークの秋の家族旅行での移動というのは、単に目的地に着くまでの時間ではなく、その過程そのものが家族の時間なのだと気づかされた。
子どもたちの様子を見ながら、親がどう工夫するか。
それが、旅行全体の満足度を大きく左右するということだ。
正直者の私は、自分の不注意さが恥ずかしくなった。
新渡戸稲造の『武士道』を好んで読む私だが、家族への気遣いという最も身近な徳を見落としていたのだ。
妻が準備している工夫の一つ一つが、実は家族への思いやりの表れなのだと感じた。
これからのシルバーウィークの旅行では、妻の工夫をしっかり手伝おうと思う。
移動の時間も、家族との大切な時間。
その時間を快適にすることが、親としての役割なのだと、今ようやく理解できた気がする。
小さな工夫の積み重ねが、子どもたちの笑顔を作るのだ。
いつも気づかせてくれる妻に感謝です。

コメント