vivantの最終回を家族四人で観て、それぞれの感想を言い合った夜
日曜の夜、リビングのテーブルに麦茶を四つ並べて、家族四人でテレビの前に座りました。
今夜はvivantの最終回を録画で観る日です。
■ 再生ボタンを押したのは誰か
再生係を任された私は、リモコンを握ったままスマホで明日の予定を確認していました。
ふと顔を上げると、画面はもうオープニングを流している。
「お父さん、もう始まってるよ」と美幸がため息まじりに言いました。
おっちょこちょいは相変わらずです。
里美はそれを見て笑いながら、お皿に乗せたおせんべいを真ん中に寄せてくれました。
和也は少し離れた床に座り、画面をじっと見つめています。
高校生になってから、こういう時の横顔がずいぶん大人びてきたなと思いました。
■ 終わったあとに出てきた言葉
● 家族それぞれの感想
エンドロールが流れ終わると、しばらく誰も口を開きませんでした。
その沈黙を破ったのは美幸です。
「結局、全部の登場人物が何かを隠していた気がする」と言い、和也が「それぞれ事情があったんだと思う」と答えました。
私は「最後の場面が一番印象に残った」と言ったのですが、何の場面かを説明しようとして言葉に詰まり、里美に「それ、どこ?」と笑われました。
感想を言うのは意外と難しいものですね。
里美は、登場人物の気持ちの動きに注目していました。
私は話の筋ばかり追っていたので、そういう見方もあるのかと感心しました。
同じ画面を観ていても、家族それぞれが別の場所で心を動かしていたのだと思います。
■ 家族で同じものを観る時間
正直に言えば、私は結末を完全に理解できたわけではありません。
それでも、四人が同じ画面を観て、それぞれ違うことを言い合えたのは良い夜でした。
和也が湯のみを下げてくれたのも、普段あまりない気遣いです。
いつか読み返す機会があれば、もう一度三人の感想も聞いてみたいと思っています。
この記事を読んでくださったあなたにも、大切な人と同じものを観て話す時間の良さが届けば嬉しいです。


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