秋の乾燥対策で気づく親世代との健康管理の違い
朝の営業から帰宅すると、玄関で妻の里美が加湿器の説明書を眺めていた。
「あ、これ新しいの?」と聞くと、「お母さんからのアドバイスでね。
秋は特に気をつけなきゃって」と返ってきた。
里美の母親、つまり私の義母は70代だが、毎年この季節になると健康管理について細かく連絡をくれるらしい。
正直、これまで秋の乾燥対策といえば、のど飴をなめるくらいの感覚だった。
だが義母の話を聞いていると、単なる対症療法ではなく、もっと根本的な考え方があるのだと気づかされた。
肌の乾燥、呼吸器の乾燥、室内の湿度管理——親世代はこうした要素を連動させて考えているのだ。
その夜、夕食時に和也と美幸にも聞いてみた。
「お前たちは乾燥対策、何かしてるか?」和也は「特に何も」と答え、美幸は「リップクリームくらい」との返答。
子どもたちの素直さは好きだが、この場面では少し心配になった。
改めて考えると、親世代が健康管理に気を配るのは、単なる習慣ではなく、長年の経験から得た知恵なのだろう。
季節の変わり目に体がどう変化するのか、どの程度のケアが必要なのか——そうしたことを身をもって知っているのだ。
私たちはまだ、そこまで意識的ではない。
里美が加湿器を使い始めてから、寝起きの肌の調子が良くなったと言っている。
子どもたちも、室内の湿度が上がると風邪の引きやすさが変わるのだと気づき始めた。
こんなことがありそうだと思った——親世代の健康管理は、私たちにとって大事な学びの宝庫なのだと。
秋の乾燥対策を通じて、世代によって健康との向き合い方が異なることを改めて感じた。
親世代から学べることは、意外と身近なところにあるのかもしれない。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

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