秋の断捨離で見直す冬支度。家族で必要な物を判断する基準
先週末、妻の里美が居間で大きな声を上げた。
クローゼットを開けた瞬間、秋冬物の衣類が雪崩のように落ちてきたらしい。
思わず笑ってしまったが、これは他人事ではない。
我が家は毎年この季節、衣替えのたびに「何が必要で、何が不要か」で家族会議になる。
今年こそ、ちゃんと整理しようと決めた。
まず里美と一緒に、昨シーズン着た衣類と着なかった衣類を分けることにした。
和也も美幸も巻き込んで、各自が自分の冬物を見直す。
ここで気づいたのは、「去年も着なかった」という判断基準がいかに大事かということだ。
子どもたちの成長は早い。
美幸は去年のセーターがもう小さくなっていた。
和也は「これ、もう着ないな」と素直に判断する。
正直者の良さが出ている瞬間だ。
次に考えたのは、本当に冬に必要な物かどうかだ。
厚手のコートは何枚いるのか。
ヒートテックは全員分必要か。
里美は「毎日同じものを着まわすから、質の良い3枚あれば十分」と言う。
パートで毎日出かけるからこその実感だろう。
私も営業で外回りが多いから、その気持ちはよく分かる。
判断に迷ったのは、「まだ使えるけど、もう好きじゃない」という物たちだ。
里美は「誰かが着てくれるなら、フリマアプリに出そう」と提案した。
子どもたちも納得する。
物を捨てるのではなく、次の誰かに届ける。
新渡戸稲造の『武士道』で学んだ「無駄を避ける」という教えにも通じる気がした。
冬支度の準備は、単なる衣替えではなく、家族で物との関係を問い直す時間だった。
何が必要で、何が本当は不要か。
その判断を家族で共有することで、冬を迎える心構えも整う。
今年の冬は、少しすっきりした気分で始められそうだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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