蒸し暑い夜、家族と冷風機のおすすめを話した日
週末の夜、居間に入ると、むわっとした空気が待っていました。
扇風機を最大にしても、生ぬるい風が顔を撫でるだけです。
「もう限界かも」とつぶやいたのは、パートから帰ってきた里美でした。
「冷風機ってどうなのかしら。
前から気になっていたのよ」
私は文房具の営業ですから、家電のことはさっぱりです。
正直に「詳しくないんだ」と答えると、美幸がすぐにスマホを取り出しました。
「扇風機と違って、涼しい風を出すタイプもあるんだって。
でも家庭用は種類がいろいろあるみたい」
和也は横で腕を組み、「水を入れるタイプと、氷を使うタイプは違うんじゃないの」と言いました。
高校生らしい落ち着いた口ぶりに、少し頼もしさを感じました。
ただ、和也も本当はよく分かっていないらしく、スマホの画面をのぞき込んでいます。
私はここで、ちょっと得意げに「冷風機は風を冷やすというより、涼しい風を出す機械なんだよな」と言いかけて、途中で止まりました。
実は、その説明がうろ覚えだったのです。
おっちょこちょいの私は、分かったつもりで話すと後で恥をかきます。
「今は分からないから、調べてから決めよう」と言い直すと、美幸が「お父さんらしいね」と笑いました。
中学生の美幸は、そのあとも商品の電源や消費電力の表示を読み上げ、比べる項目をメモし始めました。
里美は「寝室に置くなら、静かかどうかも大事よね」と言いました。
家族それぞれが気にする点が違うのが、なんだか面白く感じました。
家庭用のおすすめを探す前に、どこで使うかを家族で決めることが大切なのだと思いました。
居間で家族が集まるのか、寝室で一人が寝るのか。
それで選ぶものも変わってきます。
家庭用の選び方については、冷風機のおすすめ選び方のポイントを、あとで読んでみようと思います。
結局その夜は結論が出ず、みんなで扇風機の風に当たりながら、ああでもないこうでもないと話し続けました。
暑さで眠れないと言っていた夜が、少しだけにぎやかに過ぎていきました。
来週は、美幸のメモをもとに候補を三つに絞る予定です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
※この記事は創作の日記です。

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