秋の断捨離と冬支度の優先順位。家族で決めた「本当に必要」の基準
10月も半ばを過ぎると、朝の冷え込みが本格的になってきた。
妻の里美が「そろそろクローゼットの整理しないと、冬物が入らないよ」とつぶやいたのが先週のこと。
いつもおっちょこちょいな私も、さすがにこの季節は重い腰を上げる必要を感じていた。
秋の断捨離と冬支度の優先順位を決めるのは、我が家では毎年の課題だ。
限られた予算、限られた収納スペース。
その中で、本当に必要なものと手放すべきものを見極める作業は、思った以上に難しい。
そこで今年は、家族会議を開くことにした。
リビングに集まった和也と美幸に、「冬支度で何を優先したい?」と聞いてみた。
高校生の和也は「防寒着よりも、勉強部屋の暖房がほしい」と即座に答えた。
一方、中学生の美幸は「去年のコートが小さくなったから、新しいのが欲しい」と。
里美は「とにかく湿度管理。
結露が出ると家が傷む」と、実用的な視点を示した。
正直者の私は、ここで気づいた。
子どもたちが言う「欲しい」と、大人が考える「必要」は別物なんだ。
美幸のコートは本当に必要。
和也の勉強部屋の暖房も、これからの季節に影響する。
でも、クローゼットに眠ったままの去年の衣類はどうするのか。
そこで我が家のルールを作った。
「1年着ていないものは、新しいものを買う前に手放す」。
これなら、断捨離と冬支度の優先順位が自動的に決まる。
新渡戸稲造の『武士道』に「無駄を排す」という一節があるが、まさにそれだ。
里美が不要な衣類をまとめ始めると、和也と美幸も手伝ってくれた。
子どもたちが成長するにつれ、サイズが合わなくなったものもある。
それらをフリマアプリで売ることにしたら、その資金が冬支度の足しになるかもしれない。
秋の断捨離は、単なる片付けではなく、家族で「本当に必要なもの」を問い直す時間なんだと感じた。
冬支度を始める前に、まずは手放す。
その先に、本当に欲しいものが見えてくる。
家族の協力をくれた妻と子どもたちに、感謝の気持ちでいっぱいです。

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